あごを大きくすることは可能なのか?
歯が生えてくるスペースが少ないのであごを大きくしたいので『硬いものをかんだら良い』
とか『あごを大きくするためにしっかりかむ』といわれたことはありませんか?
あごが小さいと歯並びがガタガタになることが多くあごが大きくなると歯列が整いやすいです。
そこで今回はあごを大きくすることは可能かについてご紹介します。
【あごは大きくなる?】
硬いものやしっかりとかむことはあごが大きくなるといわれていますが実際はどうなのでしょうか?
しっかりとかむことで
・歯並びが大きくなる、広くなる
・かむ筋肉がきたえられるので、しっかりとかめるようになる
・かむことで脳に刺激が伝わり、脳が活性化する
などのメリットがあります。
ただ、あごが大きくなることは骨格的な問題なので難しいけれど、かむことであごの成長を促すことはできますし、メリットは多くあります。
そのため、食事の時にはしっかりと硬いものを良くかんだ方が良いでしょう。
また、やわらかいものばかり食べている食生活はしっかりとかむことが少なくなってしまうので、あごの成長が促されにくくなります。
歯ごたえのある食べ物を食事の中に取り入れてしっかりかむ生活を習慣にしましょう。
【あごの成長を促すには】
子供のあごは成長途中なので、しっかりとよくかんで食べることが大切です。
しかし、現代人はインスタント食品やファーストフードなどの食事をする機会が多く、昭和の始めころに比べると食事にかける時間も半分程度になっているといわれています。
かむ回数が減って早く食べる食事をしているとあごの骨の成長が促されずにあごが小さくなることが多いです。
あごの骨を成長させるには、片方だけでかむのではなく、左右でしっかり30回程度ずつかみましょう。
この時のポイントとして強くかむよりはしっかりとかむことを意識してかみましょう。
あごを動かす回数を増やして口の周りの筋力が刺激されてあごの成長が促されます。
【歯ごたえのある食材を取り入れましょう】
やわらかい食材ばかりでは、かむ必要性があまりないので、『しっかりかみましょう』といっても難しいことがあります。
そのため、歯ごたえが合ってかみ応えがある食材を使用すると、しっかりとかむことを促すことができます。
レンコンやゴボウなどを取り入れてかむ回数を増やすようにしましょう。
また、調理法の工夫をして食材を大きく切ったり、生でも食べられるものは過熱時間を少なくして食感を残すように調整すると良いでしょう。
しっかりとかむことが唾液の分泌も促されて虫歯や歯周病の予防効果も期待できます。
【食事の時の姿勢も大切】
食事の時の姿勢もきちんと姿勢をのばして足をしっかりついて食事をすることが大切です。
お子さんが足をブラブラしながら食べないようにすることも大切です。
椅子の大きさが合っていないと足を動かしやすくなるので、椅子の高さも重要ですね。
踏み台などで調整したり、高さが変えられる子供椅子がおすすめです。
足がついていない状態だと、姿勢が悪くなりやすくなり、しっかりかみにくくなってしまいます。
また、意外なことに食事中の雰囲気も姿勢に影響してくるといわれています。
注意されることが多いと下を向いて食べるようになってしまいます。
楽しく会話しながら食べることで自然と姿勢が良くなり、しっかりかむことにつながっていきます。
しっかりとかむことはあごの成長を促すことにつながります。
また、そのためには姿勢を良くしてかみ応えのある食材を取り入れましょう。
また食事の時の姿勢や雰囲気も気をつけてしっかりかみやすい環境作りをしましょう。
しっかりとかむことは脳に刺激を伝えやすく認知症の予防の効果もあります。
あごの成長も促すことができるので毎日の食事を工夫して食べてくださいね。